2023.07.19更新
インプラント治療は痛いのでしょうか?痛みの原因や軽減方法についてご紹介!
川崎市 川崎新町駅近くにある歯医者 京町歯科医院ではインプラント治療に力を入れています。
多くの症例を経験している中で今回は「インプラント治療は痛いのでしょうか?痛みの原因や軽減方法についてご紹介!」についてお話しします。
インプラント治療を希望される方々の中には、治療中の痛みを心配される方もいらっしゃるかもしれません。
インプラント治療には外科手術が含まれるため、事前にどの程度の痛みが生じるのか把握しておきたいと思うことでしょう。
以下では、インプラント治療において痛みが生じる可能性のあるタイミングや、その痛みを和らげる方法を紹介します。
インプラント治療の痛みについて疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
・インプラント治療における痛みの発生タイミング
・麻酔による痛みの緩和方法
・インプラント治療後の痛みを軽減する応急処置方法
・インプラント治療後の痛みを予防するためのポイント
・しっかりと対処することで、インプラント治療後の痛みを抑えることができます
・インプラント治療における痛みの発生タイミング
・インプラント治療中にどのようなタイミングで痛みが生じるのでしょうか?
・インプラント治療における痛みの発生タイミング
以下に、痛みが生じる可能性のあるタイミングをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
タイミング1: インプラント手術中
インプラント手術中は、ほとんど痛みを感じません。
なぜなら、手術前には必ず麻酔が行われ、痛みを感じない状態になるからです。
手術中に麻酔の効果が切れることは稀ですので、過度に心配する必要はありません。
ただし、局所麻酔の注射を受ける際には一時的なチクッとした痛みを感じることもありますが、すぐに収まります。
したがって、インプラント手術中の痛みについてはあまり心配する必要はありません。
タイミング2: インプラント手術直後
インプラント手術後、麻酔の効果が切れると、一時的に痛みを感じる場合があります。
インプラント手術は歯ぐきを切開し、骨に穴を開ける外科手術であるため、麻酔が切れると痛みが生じることがあります。
ただし、処方された鎮痛薬を適切に使用すれば、ほとんどの場合において痛みは軽減されますので、心配する必要はありません。
通常、痛みは2〜3日で収まりますが、最大で1週間ほどかかることもあります。
もし痛みがなかなか収まらない場合は、歯肉の炎症やインプラントに問題がある可能性があるため、
すぐに医師に相談してください。
タイミング3: 抜糸時
インプラント手術後7〜10日後には歯科医院を訪れ、糸を抜く必要があります。
この際、わずかな痛みを感じることがあります。個人差はありますが、
痛みは軽度な違和感程度の場合もあれば、チクチクとした強い痛みを感じる場合もあります。
痛みに耐えられない場合は、事前に麻酔を注射することも可能ですので、医師と相談してみましょう。
タイミング4: 抜糸後
抜糸後、通常は痛みを感じることはありません。
ただし、患部に強い刺激や衝撃が加わると、痛みが生じる可能性があります。
例えば、治療した歯で硬いものを咬んだり、歯ブラシが患部に触れたりする場合です。
術後間もなく患部に強い刺激が加わると、縫合部が裂ける可能性もあるため、
4週間程度は患部に触れないようにすることをお勧めします。
タイミング5: 手術完了後の一定期間経過後
手術から一定の期間が経過した後も、
インプラント周囲炎と呼ばれる状態になると痛みが生じることがあります。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの歯ぐきが炎症を起こした状態を指します。
歯周病菌が原因で起こり、歯磨き時に汚れが残ると、
インプラントと歯ぐきの間に歯垢が蓄積し、細菌が増殖して炎症が生じるのです。
インプラントは天然の歯に比べて歯ぐきとの密着性が低いため、特に歯周病菌に注意が必要です。
なぜなら、密着性の低さはインプラントと歯ぐきの間に隙間ができやすいことを意味し、
天然の歯の周りの歯ぐきよりも細菌が侵入しやすい状態になるからです。
インプラント周囲炎が進行すると、歯ぐきの腫れや出血だけでなく、
インプラントを支える骨の吸収やインプラントの脱落などの問題が生じることもあります。
以上のことから、インプラント手術後も一定期間が経過してからも、
インプラント周囲炎による痛みが生じる可能性があると言えます。
ただし、日常的に口内衛生を適切に保ち、
定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、インプラント周囲炎を予防することが可能です。
・麻酔による痛みの緩和方法
インプラント治療では、麻酔が必ず使用されるため、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。
現在では、患者の健康状態に合わせてさまざまな麻酔法があり、自分に合った方法を選ぶことができます。
以下では、麻酔法の種類を紹介しますので参考にしてください。
麻酔法の種類① 局所麻酔法
インプラント治療において一般的に使用される麻酔法は「局所麻酔法」です。
この方法では、手術する部位に麻酔薬を注射することで、その部位だけが痛みを感じない状態になります。
局所麻酔法は、全身麻酔に比べて麻酔時間が短く、
心臓や肺に負担をかけにくく、手術後すぐに帰宅することができます。
局所麻酔法には、注射器を使用して麻酔薬を投与する「浸潤麻酔法」や「伝達麻酔法」など、
さまざまな種類があります。効果の持続時間は、浸潤麻酔法で約2〜3時間、伝達麻酔法で約6〜8時間です。
局所麻酔法では、麻酔の注射に伴う痛みを苦手とする方もいるかもしれません。
その場合は、麻酔薬を歯ぐきに直接塗る「表面麻酔法」を使用して、注射の痛みを軽減することもできます。
局所麻酔法は、体への負担を最小限に抑えることができるため、
一般的にインプラント治療に使用される麻酔法です。
麻酔法の種類② 鎮静法
インプラント治療時には、局所麻酔と併用して「鎮静法」と呼ばれる麻酔法が使用される場合もあります。
鎮静法は、麻酔薬や精神安定剤を使用して全身をリラックスさせ、手術時の不安を軽減する方法です。
この方法は、不安や緊張が強い方が手術を受ける際に安心感を得るために使用されます。
不安が強い方は、意識がある状態で手術を受けると、痛みを感じないにも関わらずパニック状態になったり、
具合が悪くなったりすることがあります。
鎮静法を使用することで、不安が軽減され、リラックスした状態で手術を受けることができます。
鎮静法には、麻酔薬を吸引する「吸入鎮静法」と、点滴から投与する「静脈内鎮静法」などの種類があります。
いずれの方法も完全に意識を失わずに、半分眠っている状態でリラックスできる効果があります。
これらさまざまな麻酔法が用意されているため、インプラント治療時の麻酔について過度に心配する必要はありません。
・インプラント治療後の痛みを軽減する応急処置方法
インプラント治療後、2〜3日間は患部が炎症を起こしやすい状態ですので、鎮痛薬を使用しても痛みが残ることがあります。
そのような場合には、痛みを和らげるために応急処置を行うことができます。以下にいくつかの方法を紹介します。
応急処置方法① 患部を冷やす
治療後の頬を冷やすことで、痛みを軽減することができます。
ただし、過度に冷やすと血流が低下し、逆に炎症を悪化させることがあるので注意が必要です。
湿らせたタオルを軽く患部に押し当てるか、解熱シートを貼る程度にしましょう。
応急処置方法② 食事に注意する
治療後の数日間は、患部への負荷を軽減するために食事に注意することが重要です。
柔らかくて咬み切りやすい食事や流動食を摂取し、患部に負担をかけないようにしましょう。
硬い食べ物や粘着性のある食べ物は避けるようにし、食べる際は優しく咬むように心掛けましょう。
応急処置方法③ 処方された薬を適切に使用する
医師から処方された鎮痛薬や抗生物質を正しく使用することも重要です。
指示された用法・用量に従って薬を服用し、痛みや炎症の軽減に努めましょう。
また、処方された薬にアレルギー反応がある場合や副作用が気になる場合には、
医師に相談して適切な対応を取ってください。
これらの応急処置方法を実施することで、インプラント治療後の痛みを軽減することができます。
ただし、痛みが強く続く場合や異常を感じる場合は、すぐに医師に相談して適切な対処を受けるようにしましょう。
・インプラント治療後の痛みを予防するためのポイント
インプラント治療後も痛みをできる限り避けたいと思うでしょう。
以下に、日常生活で痛みを予防するための6つのポイントを紹介しますので、参考にしてください。
ポイント① 喫煙を控える
喫煙者は、非喫煙者に比べて歯周病やインプラント周囲炎になるリスクが高く、
それに伴い痛みを感じる可能性も高くなりますので、喫煙は避けることをおすすめします。
喫煙によるリスクの高まりは、タバコ中のニコチンや一酸化炭素の影響によるものです。
ニコチンは、白血球の体内防御機能を低下させるため、細菌に感染しやすい状態を作ります。
また、タバコの一酸化炭素は、血液中の酸素を運ぶヘモグロビンと結びつき、酸素の運搬能力を低下させます。
これにより、インプラントを支える骨に十分な酸素と栄養が行き届かず、骨の弱化やインプラントの脱落などの問題が生じる可能性があります。
感染症やインプラントのトラブルを避けるためにも、喫煙は控えるようにしましょう。
ポイント② 口内衛生に注意する
インプラント周囲の歯ぐきを清潔に保つことは、痛みの予防に重要です。
歯ブラシやデンタルフロスを使用して定期的に歯磨きを行い、インプラント周囲の細菌や歯垢を除去しましょう。
また、歯科医院で定期的なクリーニングを受けることも推奨されます。
正しい口内衛生習慣を身に付けることで、インプラント周囲炎やその他の口腔トラブルを予防することができます。
ポイント③ ストレスを軽減する
ストレスは免疫機能の低下や痛みの増加につながることがあります。
インプラント治療後は、リラックスするために十分な休息と睡眠を取ることが重要です。
また、ストレスを軽減するためには適度な運動やリラクゼーション法を取り入れることも効果的です。
ポイント④ 適切な食事を摂る
バランスの取れた食事は、インプラント治療後の痛みを予防するために重要です。
栄養豊富で体を健康に保つ食品を摂取しましょう。特に、ビタミンCやビタミンD、カルシウム、
タンパク質などの栄養素が骨や歯の健康に関与しているため、これらを十分に摂取することが推奨されます。
ポイント⑤ 無理な負荷を避ける
インプラント治療後の一定期間は、患部に無理な負荷をかけないように注意しましょう。
特に治療を受けた側の歯での咀嚼や噛み砕く動作、硬い食べ物の摂取は避けるようにしましょう。
また、インプラント周囲を過度に刺激することも避ける必要があります。
ポイント⑥ 定期的な歯科医院の診察を受ける
定期的な歯科医院の診察は、インプラントの健康状態を確認し、早期に問題を発見するために重要です。
定期的な口腔検査やレントゲン撮影を受け、インプラント周囲炎や他の合併症の早期発見と治療を受けることで、痛みやトラブルの予防につながります。
これらのポイントに注意しながら、インプラント治療後の痛みを最小限に抑えることができます。
しかし、痛みや異常を感じる場合は、早めに医師に相談することが重要です。
京町歯科医院では、経験豊富なドクターが個々の患者さんに合わせた治療を提案し、安心・安全な治療を提供しています。
また、検査や事前のカウンセリングも行っており、患者さんの不安や質問に丁寧に対応します。
インプラント治療を考えている場合は、お気軽にご相談ください。
京町歯科医院
日本顎咬合学会認定医
院長 友貞 宗人(ともさだ むねと)
院長紹介ページ
【所属】日本顎咬合学会、スタディーグループ赤坂会、東京SJCD
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